3月4日 「ものの体積と重さ」発展その2 ≪理科≫ 【3年生】
- 公開日
- 2014/03/04
- 更新日
- 2014/03/04
わくわく豊崎
粘土で確かめた後,さとうとしおでも確かめました。
「ほかに確かめていないものがあるね。」
しばらく沈黙の後,
「空気!」
「そう,空気。でもそれは勘弁してよ。」
<めあて>
同じ体積の水と油の重さをくらべる。
<予想>
油が重たい。なぜなら,色がついているから。
どの班(6班あります)も,予想は油が重たい。
<準備>
ビーカー(水用と油用),スポイト(水用と油用),水,サラダ油,天びん
あれあれ,実験を見て回ると,なんだか変だぞ。
分かった,分かった。実験中止。
「天びんを使う前に,水用と油用の空っぽのビーカーをのせてからつり合いを調整した?」
原因はそこでした。ビーカーはガラスの厚みが違っていてそれぞれ重さも違う。
気を取り直して,プリンカップでやり直し。どんな時でも実験手順をきちんと踏むことが大事です。
「どうだった?」
と各テーブルを回って行くと,不思議そうな顔でほとんどの子が,
「水が重い…」
そう,みんなの予想とは反対に水が重くサラダ油が軽かった。実験結果にまだ納得がいかないようです。
「水の中に油を少したらしてみたらどう?」
「うわっ,浮いてる!」
「こんなシーン見たことない?」
と尋ねると,
「ラーメンのおつゆ。」
「お味噌汁。」
「煮汁。」
いろいろと出てきます。油が浮いている場面はどの子も知っていたようです。こんな経験が予想にいかされるとよかったのになあ…。
「先生,油の中に水を入れてもいいですか。」
「やってみよう!」
「うわっ,面白い。」
「ゆっくり沈んでいく。」
油は水より軽かったけれど,今日のまとめも,「同じ体積のものでも種類がちがうと重さがちがう」ということになりました。