わくわく豊崎

11月22日「吉川鐵工所」《社会》【5年生】

公開日
2017/11/22
更新日
2017/11/24

わくわく豊崎

 先日、5年生が見学に行った自動車の組み立て工場には、200社以上の協力会社(教科書では「関連工場」と書かれています)が作った数多くの部品が届けられていることを知りました。今日は、そのうちの一つ、豊崎の町で戦前から金型を作っておられる「吉川鐵工所」を見学させていただきました。

 いつも通学途中で見慣れているはずの場所ですが、中に入れていただくと、工場内にあるたくさんの大きな機械に子どもたちはびっくり。

 CAD(コンピュータ・アシスティッド・ドリフティング)で作られた設計図に従って、MC(マシニングセンター)で金型を削り出し、出来上がった金型を使って300トンのパワーのあるプレス機で製品を作る工程を、一つ一つ実演していただいたり、実際に体験させてもらったりしながら、わかりやすく説明していただきました。子どもたちは熱心にメモをとったり、質問をしたり、プレス機の迫力に歓声をあげたりしていました。
 
 金型があるおかげで「物の大量生産」が可能になることや、0.1mmのずれやゆがみも許されないので0.01mm単位での修正が必要になることなど、たくさんの大事なことを教えていただきました。「最後は人の手で、やすりを使って調整するんですよ」という吉川さんのお言葉に、日本の工業を支える熱い心意気を感じ、優れた技術力を目にしました。

 教えていただいたことを生かして、これからも学習を進めていきます。