わくわく豊崎

5月14日 双眼実体顕微鏡の使い方《理科》 【5年生】

公開日
2014/05/14
更新日
2014/05/14

校長経営戦略予算

 教材提示装置で,双眼実体顕微鏡の使い方のプリントを提示して学習しました。扱う上で大切な点を確認し,定規を使って赤鉛筆で下線を引きました。操作する時間を充分確保したいので説明は簡単に。

 今日双眼実体顕微鏡を使って観察するのに適したものは何がよいか,事前に管理作業員さんに尋ねると,校内にある植物を教えていただきました。観察するのは,模様のような斑入りのツワブキの葉,アジサイの葉やつぼみと花,キクの葉,ヒイラギナンテンの葉,アッサムの花(小さな白い花),そしてミカンの葉にいたアゲハの幼虫です。

 子どもたちは,見たいものを視野に入れ,双眼実体顕微鏡の明るさやピント調整なども自分たちで上手に操作していました。わいわいと楽しそうに観察しています。
 班で交代して,メダカの卵の観察も行いました。昨日とはそんなに変化がなかったかな?デジタルカメラで撮影した画像を補正すると,卵のまわりに毛がはえているのがわかりました。
 
 昨日使った解剖顕微鏡と同じく,双眼実体顕微鏡も小さいものを大きく立体的に見ることができます。
「先生,これって花粉ですか?」
 アッサムの花を観察していました。黄色い葯(やく)を見ていたのですね。
「これは花粉が入っているおしべだよ。」
「そうなんですか。」
 花粉は光学顕微鏡でないと観察することは難しいです。もう少ししたら花粉の学習もします。

 みんな興味深く観察しています。
「うわあ!大きい!」
「グロテスクやわ。」
 だんだんと理科室に活気がわいてきました。こちらが用意した植物ではなく,葉にいる昆虫を発見し,観察をし出しました!
「先生,だんだん虫の勉強になってきたよ。」
「いいよ。いいよ。」

 アゲハの幼虫も,「気持ち悪い」と言いつつ怖いもの見たさでか,はじめは嫌と言っていた女の子も双眼実体顕微鏡の接眼レンズを覗いて観察していました。もぞもぞと動くしぐさや微細な毛が生えているのもわかります。
「正面から顔を見てみたい。」
というリクエストもありました。いいですね!実際に顕微鏡などをさわって自然に触れて観察することが大切です。

 アゲハの幼虫は,あしたの理科でも観察したい子どもがいるかもしれないので,ミカンの葉を切って載せ替え,理科室で過ごしてもらうことにしました。移動したとたんにムシャムシャと葉をかじっていました。