なかよし学級の志野先生が多目的室に１年生全員を集めて「なかよし学級ってどんなところ」という授業をしました。
絵本の話から入って、なかよし学級ってどんなことをしているところなのかを説明していきました。１年生の子たちからは、なかよし学級は自由にするところ 落ち着くところ、遊んでもいいところなどの意見が出ました。その後、なかよし学級に在籍している１年生のお友達を１人ずつみんなに紹介していきました。
教室で立ち歩いてしまう子は、不安や緊張を人より感じやすく、だから教室をウロウロしてしまうんだよという話をしました。イライラしてしまった時は、なかよし教室の青い箱に入って丸くなっていると落ち着いてくるんだよという説明もスライドを見せながらしてもらいました。教室の中になかよしの先生が来て、その子の横についているのは「大丈夫だよ。」と安心させるためだということも伝えました。
この授業の間中ずっとなかよし学級に在籍している子どもたちは、自分のことが話題になっているのでとても嬉しそうな恥ずかしそうな笑顔でいたのが印象的でとてもあたたかい雰囲気でした。
ワークシートのふりかえりには、「●●さんが、落ち着くためになかよし教室で 青い箱の中に入っているということを初めて知りました。しんどかったんだね。」などの感想が書かれていました。
志野先生は、「君たちはみんな仲間なんだよ」とスライドを見せながら語っていました。「なかよし学級ってどんなところ？」というこの授業のめあては、１年生１１１名全員で互いの違いを理解し合いながら、この６年間 いや その先の中学校や高校・大学に行ってもずっと仲間としてつながっていてほしい、助け合ってほしいということです。地元の友だちは一生の友だちです。今の高倉の地域の方々のように、結婚したり、引っ越しして別の地域に住んだりしても、ずっとつながっていてほしい。そういう願いを共有した「学年集会」のような授業になりました。