学校日記

“ふしぎ”をばねに自主学習に取り組もう!

公開日
2014/07/29
更新日
2014/07/29

校長室から

7月29日(火) 
 7月19日(土)〜21日(月)の5年生林間学習での一コマです。
 高原遊びをしていた女の子が3人走り寄ってきて、「校長先生、溝に頭がピンクで体が透明なのがいます。何でしょう?」「持って来て?」というと緑の葉にのせて、そうっと見せに来てくれました。ミミズです。確かに、頭はピンクでしたが、体は透明ではありませんでした。ただ、非常にみずみずしかった?ので子どもたちは透明と感じたのかもしれません。「ところでどっちが頭で、どっちがおしりと思う?」と尋ねると、答えは二つに分かれました。早速調べてみると、グレーの輪っかがあり、それに近い方が頭ということがわかりました。「すごいヌルヌルしてる。」「葉っぱがすごく濡れてる。」「頭がよく動いてる」などと話しながら、しばし、私と子どもたちはミミズの観察に没頭しました。
「気持ちわる!」という言葉で片づけず、頭を寄せ合ってミミズについて語り合う子どもたち。「身の回りのことを当たり前で済まさず、何でやろう?という目で見てごらん。不思議やなあと思うことががどんどんでてきますよ」と普段から子どもたちに伝えています。そんな気持ちが子どもたちに芽生えてきたかなと感じられる出来事でした。ミミズの寿命は?食べ物は?どんなところに住んでるの?どんどん疑問が湧いてきます。自主学習のチャンスです。他にもいろいろな虫たちを見つけて見せてくれました。ウスイロヒョウモンモドキ(絶滅危惧種だそうです)いまだに私には名前がわからない昆虫もいました。赤い目をしているように見えるカメムシもいました。夏休みが始まって10日あまり、たくさんの“ふしぎ”をもとに自主学習に取り組んでくれるといいなあと思っています。