「公平か、不公平か?」(5年生) ~3月3日~
- 公開日
- 2026/03/03
- 更新日
- 2026/03/03
学習活動
「それって、本当に公平かな?」
5年生の教室では、熱気あふれる話し合いの声が聞こえてきました。
今回の道徳のテーマは「公平・不公平」。
4つの具体的なエピソードをもとに、公平・不公平なのかをみんなでじっくり考えました。
一つのエピソードは以下のようなお話です。
【場面】
車いすに乗っている友達が「野球がうまくなりたい」とキャッチボールをしています。相手の子は「危ないかもしれない」と遠慮して、わざとゆっくり投げました。
――さて、これは「公平」でしょうか?「不公平」でしょうか?
最初は、全グループの答えが「公平」でした。
「相手のことを考えて優しくするのは当たり前だよ」「怪我をさせないのが一番」という、優しさにあふれた思いがあります。
しかし、全体での議論が始まると、また変わってきます。
「もし、車いすの子が『普通に投げて』と言っているのに手加減したら、それは相手を認めていないから『不公平』じゃない?」
「本気でうまくなりたい相手に対して、手を抜くのは失礼かも…」
みんなの考えが大きく揺れ動きます。「確かに!」「言われてみれば…」と、掲示板の「公平」から「不公平」へと意見を貼り直す班も。
しかし、さらに議論は深まります。
「でも、もし自分のせいで怪我をさせちゃったら? と思うと、どうしても遠慮しちゃう気持ちも・・・」
相手を尊重したい気持ちと、相手を大切にしたい気持ち。
簡単に「これが正解!」とは言えない現実に、子どもたちは悩み、そしてその「考えるプロセス」を存分に楽しんでいる様子でした。
授業の終わりには、教室全体がとても柔らかく、温かい雰囲気に包まれていました。
一つの答えに縛られるのではなく、友達の意見を聞いて「なるほど」と納得したり、自分の考えを深めたり。
正解のない問いに対して、一生懸命に頭をひねり、対話を楽しむ授業でした。
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