未来をつくる(児童朝会講話より)
- 公開日
- 2014/12/08
- 更新日
- 2014/12/09
校長室へようこそ!
12月8日
「学校に行って、本を読み、宿題をする。それはただ時間を費やしているだけではない。未来をつくっているのだ」
これは、パキスタンの少女マララ・ユスフザイさんの言葉です。マララさんは、2012年、15歳の時に、女の子にも教育を受ける権利があると訴えたために、女の子には教育はいらないという考え方の人たちに銃で頭を撃たれ、死んでしまいそうな重傷を負いました。奇跡的に回復したマララさんは今年、ノーベル平和賞を受賞しました。
受賞式のスピーチでは、次のように言っています。「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、そして一本のペン、それで世界を変えられます。教育こそが、ただ一つの解決策です。エデゥケーション・ファースト(教育を第一に)」
世界中には、お金が足りない、戦争をしている、女子は教育を受けなくてもよいという考え方などが原因で皆さんと同じような年齢の子どもたちのうち約1億人の子どもたちが学校へ通えていません。
幸いにも、日本は小中学校の9年間は義務教育と言って、すべての子どもが学校へ通えるようになっています。今、あなたたちがしなければならないことは何ですか。それは勉強です。もう一度、マララさんの言葉を読みます。
「学校に行って、本を読み、宿題をする。それはただ時間を費やしているだけではない。未来をつくっているのだ」自分の未来をつくるために学校へ来ているのです。
さあ、あなたたちは自分の未来をどのようにつくっていきますか?そして、世界の未来をどのようにつくっていきますか?せっかく学校へ通えているのに、目標を持たず、6時間〜7時間学校にいるだけというもったいないことをしていませんか?自分の未来、世界の未来をつくっていくことについて真剣に考えてみましょう。