将来の仕事を決めること
- 公開日
- 2015/02/09
- 更新日
- 2015/02/09
校長室へようこそ!
2月9日
皆さんは将来なりたい職業はありますか。将来、職業につくということは、自分の力で生活していくうえでとても大切なことです。先日「土曜日の天使達」の皆さんが来られて「クラウン誕生物語」を見せていただきました。さまざまな障がいのある方々が見事にクラウンを演じておられましたね。人を楽しませるという職業に誇りをもっておられました。やりがいを感じておられました。本当に立派だと思います。
さて、乙武洋匡(おとたけ ひろただ)という人がいます。ジャーナリストで教育者でもあります。先天性四肢切断と言って生まれつき両手両脚がないという障がいのある人です。この人は「五体不満足」という本を書いたことでも有名です。
その乙武さんは、職業についてこう言っています。「『自分が将来なりたい職業は何か』ではなく、『自分はどんな想いで、何をしたいのか、自分のやりたいことが実現できる仕事は何か』と考えるべきなのだと思いました。仕事をするということは、職業に『就く』のではなく、自分の想いを成し遂げる『手段』を選ぶことだと気づいたんです」・・・
皆さんも自分のなりたい職業を決める時には、ぜひ「自分はどんな想いで、何をしたいのか、自分のやりたいことが実現できる仕事は何か」で将来の仕事を決めてほしいと思います。たとえば、「料理するのが好き、だからお客さんにおいしいといってもらえる料理を作るコックさんになろう」「野球が好き、だから、たくさんのファンに夢を与えるようなプレーができるプロ野球選手になろう」というように、自分の想いを実現してほしいと思います。