全校朝会 校長講話「たくさんの『ありがとう』が言えるように」
- 公開日
- 2015/06/29
- 更新日
- 2015/06/29
お知らせ
梅雨の時期、あおあおとした木々の葉にふりたまった雨が、ぱたぱたと落ちてくることを青時雨(あおしぐれ)と言います。一瞬のできごとですが、ひんやりした雨粒が、とてもさわやかなおどろきを与えてくれるひとときです。
また、新緑の上をびゅうっと吹くとても勢いのある風のことを青嵐(あおあらし)といいます。青時雨に青嵐。とても雨の多いうっとおしい梅雨時ですが、見過ごしてしまいそうなさりげない出来事をさわやかなに表現する言葉が日本には、たくさんあります。
このような日本人が独特の表現をする自然現象にも感謝しながら、次の詩を読みます。聞いてください。
ありがとう
たにかわ しゅんたろう
空 ありがとう
今日も私の上にいてくれて
曇っていても分かるよ
宇宙へと青く ひろがっているのが
花 ありがとう
今日も咲いていてくれて
明日は散ってしまうかもしれない
でも 匂いも色ももう私の一部
お母さん ありがとう
私を生んでくれて
口に出すのが照れくさいから
一度きりしか言わないけれど
でも 誰だろう 何だろう
私に私をくれたのは?
限りない世界に向かって私はつぶやく
私 ありがとう
7月18日(土)の終業式の日に、友だちや先生、お家の人、地域の人、そして自分にもたくさんの「ありがとう」が言えるように、しっかり1学期のまとめをしてください。