全校朝会 校長講話「とにかく声を前に出す」

公開日
2016/10/17
更新日
2016/10/17

お知らせ

 先週のたてわりオリエンテーリングでは、6年生のリーダーがたてわり班の一人一人のメンバーのことを気づかいながら、最後までしっかり責任を果たしました。さすが、「九条南小学校の看板」です。6年生のリーダーシップは大したものです。それを支える5年生もしっかり6年生を助けてフォロワーシップを発揮してくれたことをとても頼もしく思っています。いよいよ、来年は、5年生が学校のリーダー(学校の看板)として力を発揮する番です。今から楽しみにしています。
 さて、外国人サッカー選手に比べると、日本人サッカー選手が、試合中に出す声の大きさが小さいと言われていると、以前話しましたが、先日のオーストラリア戦を見ていると、日本人もかなり声が出るようになったと思います。
 バスケットボールの世界では、「声はもう一人の選手」と言われるそうです。バスケットボールに限らず、全てのスポーツで声出しの効果は大きなものがあります。
 どのような効果があるのかと言うと、大きめの声を出すと、集中力や理解力を高めることができます。体育の時間だけでなく、教室の学習の時間に周りの人に伝わるように大きな声で本を読んだり、発表したりするのも集中力や理解力を高めるためには必要なことです。授業中、先生の質問に答える時も大きな声を出すことは大切なことです。声を前に出して話すことで、勉強が、さらによく分かるようになるからです。テスト勉強も声を出してする方が、しっかり力がつきます。
 11月19日(土)には学習発表会があります。会場は講堂です。たくさんの人が講堂に入ります。舞台の上では、相当大きな声を出さないと、聞いている人に伝わりません。本気で腹の底から声を出す練習を今から少しずつ始めておいてください。
 話は変わりますが、大きな声を出すということは、みなさん自身の命を守ることにつながります。先週末、ドーム公園で不審者が出たようですが、自分自身に危険が迫った時に、大声で「助けて!」と声を出すと、体も動くものです。声が出なければ、身がすくんでしまいます。命を危険にさらすことにもなります。毎日の学校生活の中で、とにかく、大きな声を前に出す練習を重ねていってほしいものです。