全校朝会 校長講話 「心ひとつに、全力で!!」

公開日
2016/11/14
更新日
2016/11/14

お知らせ

 今日は、めずらしいものをみなさんに紹介したいと思います。蜂の巣です。大きいです。保護者の方が、ぜひ子どもたちたちに見せてあげてほしいということで、いただきました。どこにあったものなのか。詳しくお聞きすると、場所は、愛媛県の西宇和島。お盆のお休みに帰省した時に家の軒下にこのスズメバチの巣を発見したとのことです。まず、都会では見ることのできないものです。しばらく校長室前に置いておきますので、観察してみてください。また、興味のある人は、スズメバチについて詳しく調べるのもいいでしょう。
 さて、ずいぶん前にオリンピックで活躍した人なので、みなさんは、知らないかもしれませんが、ハンマー投げ選手の室伏広治さんのお話をします。彼がアテネオリンピックで金メダルを取った時です。他の選手は、金メダルの輝きや重さのみに注目している時、彼だけは、金メダルの裏側に書いてある文字が気になりました。近くのギリシャ人に聞いても、今は、こんな文字を使っていないと言われました。その後、アテネの町を何日も歩き、ついてにギリシャ文字を読むことのできる人を見つけました。そこに書かれていたのは、「真実の母は、あなたが努力した時こそ、ほほえみかける」と言う意味の古代ギリシャ語だったのです。つまり、「大切なことは、優勝や成功するということではなく、それに向かってどれだけ努力したか、その努力した時間は決して努力したことを裏切らない。その努力の時間こそ栄光なんだ」と知ったそうです。
 昔から「一所懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る」という言葉があります。成功を目指して一所懸命頑張れば、知恵が出るものです。ここは、このようにすると良い。こうした方がもっと良い。しかし、中途半端な気持ちですると、「なんやねん、もっとちゃんとしろよ」と愚痴ばかり出るものです。いい加減にすると、終わってから言い訳しかでません。
 今月の詩は、「本気」です。もう覚えた人がたくさんいると思います。
  本気  
      相田みつを

 なんでもいいからさ
 本気でやってごらん
 本気でやれば
 たのしいから
 本気でやれば
 つかれないから
 つかれても
 つかれが
 さわやかだから

 学習発表会に向けて、みんなで心一つにして、持っている力をすべて出し切ってほしいと思います。仕上げの1週間、本気で頑張ってください。