全校朝会 校長講話 「おもいやりの心を大事に」
- 公開日
- 2016/12/05
- 更新日
- 2016/12/06
お知らせ
今年の夏は、リオデジャネイロでオリンピックが開催され、陸上競技のリレーや卓球、レスリング、水泳、柔道など多くの競技で日本選手が活躍したことを覚えていると思います。
リオデジャネイロでは、パラリンピックも行われました。パラリンピックとは、もう一つのオリンピックという意味で、障がいのある選手が参加する大会です。その開会式のことが、新聞で紹介されていました。
「開会式で、競技場に入ってくる各選手団の隊列の先頭には、いつも車いすの選手がいた。」と書いていました。
車いすの選手が、先頭を行くのはどうしてだと思いますか。
その理由は、車いすの選手の前に人が立つと、車いすの選手は、前が見えなくなるからです。パラリンピックだけでなく、障がいのある人たちのスポーツ大会で行われる入場行進の伝統だそうです。
また、速く歩けない人に合わせてゆっくり歩いたり、目に障がいのある選手の手を他の人が引いたりしていました。
パラリンピックは、メダルを目指して競う大会ですが、相手のことを考え自分たちのできることを行う思いやりの心を大事にしています。
九条南小学校の子どもたちは、思いやりの心を持ったやさしい子どもたちばかりだと思っています。一度、自分自身の毎日の生活を振り返ってみてください。休み時間や掃除の時間、学校内を歩いていると、時々、友だちに対して、優しさに欠ける言葉が耳に入ってきます。毎日、気持ちの良い生活を送るためには、友だちに対して思いやりの言葉で話しかけたり、行動したりすることが大事です。
人権という言葉はむずかしいですが、一人一人が大切にされることです。自分にしてほしいことを他の人にして、自分にとっていやなことはしないようにして、みんなで、楽しい学校を作っていきましょう。