全校朝会 校長講話 「準備をするということ」

公開日
2017/05/15
更新日
2017/05/15

お知らせ

 都会に住んでいるみなさんは、中々見る機会がないと思いますが、私の家の前の田んぼでは、そろそろ田植えの準備を始めました。まだ土が出ている田んぼに、水を流し込んで水田にする作業を田水張るといいます。深く土を耕す田起こしをした後に水を張り、さらに苗を植えやすいように代掻きという水の底の土をかき混ぜる作業をします。これで田植えの用意の整った代田になります。今朝も玄関前の植木のてっぺんにかわいいアマガエルが枝の上にのっていました。土曜日に見つけてから今日で3日目。住み心地がいいのかな。アマガエルを見ると、今年も田植えの時季がやってきたんだなあと思います。
 
 さて、「声はもう一人の選手」という言葉があると以前にも全校朝会で話ましたが、覚えていますか。どのスポーツでも言えることですが、声出しの効果は大きなものがあります。運動会の練習も2週目に入り、本番までの時間が少なくなってきたので、みなさん一人一人の顔つきが真剣になってきていることがよく分かります。運動会の練習の時も声を出さなければいけないときは、元気な声を前へしっかり出す。もちろん本番では、すべての演技・競技でしっかり声を出してください。特に応援合戦では、大きな声を出せるように頑張ってください。声を出すことで、集中力が必ず高まってきます。
 大リーガ—のイチロー選手がこんなことを言っています。「準備をするのは、失敗の言い訳になる事柄を一つ一つなくしていくことです。失敗の言い訳がなくなったとき、準備が完了したと僕は考えています。」
 みなさんは、準備という言葉を聞いて何が頭に浮かびますか。〇明日の学習の準備〇テストの準備(復習)〇準備運動など、色々な準備があると思います。学習に必要な用具が道具、宿題を忘れた時、時間がありませんでしたと言い訳をしていませんか。みなさんには、準備をする時間はたっぷりあります。その日になってあわてないように前日のうちに次の日の準備をすませておくことが何よりも大事です。
 運動会の本番に向けた準備。つまり、一回一回の練習と真剣に向き合うことが、準備にあたります。しっかりと準備をして本番に備えましょう。