全校朝会 校長講話「カツオとのび太から学ぶこと」

公開日
2017/06/26
更新日
2017/06/26

お知らせ

 
 サザエさんの弟の「カツオ」とドラえもんの親友「のび太」のことは、みなさんもよく知っていると思います。
 二人に共通している点は、勉強が好きでない。気持ちがやさしい。弱い者いじめはしない。
 違っている点としては、カツオは、外遊びが好きで、遊びのリーダーになれるけど、のび太は、運動が苦手なので、どちらかというと、友だちの後ろについて遊ぶことが多い。二人ともよく家の人に怒られますね。カツオの場合は、カミナリを落とすのは父親でのび太の場合は、母親ですね。

 そんな二人の大きな違いはというと、カツオは、色々と難しい事、困難なことが起こった時、持っている知恵を働かして自分の力で何とか解決しようとします。一方、のび太の場合は、すぐドラえもんに頼ってしまう。
 この二人の姿から学ぶものがとても多いと思っています。大切なことは、カツオのように自分で考えて、その都度判断し、行動に移せる力を持つということです。新年度がスタートして約3か月がたちました。学校での生活、家庭での生活、地域での生活、色々な生活場面を思い浮かべてみてください。自分は、何か困ったことが起きたら、自分で考えずに、のび太のように何かに頼る、人のマネをして行動する。いつも誰かに頼っているというような生き方をしていないか、一度、振り返ってみてください。

 九条南小学校では、すべての先生が、一人一人のみなさんをどのような子どもに育てたいか、はっきりとした目標を持っています。要は、人に頼るのではなく、自分で考えて、その都度、どうしたらいいのか自分で判断し、行動に移せる子どもたちを育てたいと思っています。そんな子どもたちを育てるために、学校の授業や様々な行事や取り組みがあります。同時に地域でも様々な行事や取り組みがあります。1学期も残り少なくなってきましたが、みなさんが、その気にさえなれば、積極的に活動できる場面はいっぱいあります。のび太のように、いつも誰かに頼るということのないようにしてほしいと思います。どのようなことでも失敗を恐れずに、自分の考えでチャレンジしてみてください。失敗してもいいのです。失敗から学んで、またチャレンジすればいいのです。