全校朝会 校長講話「体験を通して学ぶことの大切さ」

公開日
2017/09/19
更新日
2017/09/20

お知らせ

 本校では体験活動を大事にしています。先週は、3・4年生で車椅子体験をしました。車椅子が通る道に少しでも段差があると、前に進みにくいことを体験するとともに、車椅子を押す立場になった時に乗っている人への声かけの大切さなど、車椅子に関わって大切な事を実際の体験を通してたくさん学ぶことができたと思います。
 最後に児童代表のお礼の言葉を聞いていると、今回の車椅子体験が、自分自身の日々の生活に引きつけて考える機会になったことが分かりました。他人事ではない。自分のこととしてとらえることができる子どもたちに感心しました。

 また、6年生のみなさんは、修学旅行の2日目にシーカヤック体験を通して、協力し合うことの大切さ、友だちへの思いやり、そして、その都度、困難な状況になった時にインストラクターに教えていただいたことをもとに判断することの大切さについて学んだと思います。また、自然が相手なので、風向きなどにも気ををしてもらう番です。
 さて、もうすでに担任の先生から聞いていると思いますが、21日(木)は、本校にオーケストラがやってきます。約70名の団員で構成された中部フィルハーモニー交響楽団のみなさんが、みなさんにたくさんの名曲を聴かせてくれます。当日は、楽器のお話や合唱共演コーナー、指揮者体験、朗読と演奏など、たくさんのワークショップと演奏を聞かせていただきます。本物に触れないと味わえない体験をたっぷりしてもらいます。きっとオーケストラ公演を間近で聴くことで、みなさんの心は大きく揺さぶられると思います。ぜひ、楽しみにしておいてください。
 公演終了後、みなさんがどのように感じたのか、思ったのか、感想をぜひ、自分の言葉で文章にしたり、お家の人に語ったりしてほしいと思います。

 このように、みなさんには、様々な行事を通して、体験をしてもらっているわけですが、体験だけで終わらせるのではなく、もう少し深く知りたい、確かめたい、知識を広めたいと思っている人がみなさんの中には、たくさんいると思っています。直接体験が終わったら、ぜひ、図書室に足を運び、間接体験を楽しんでみてください。車椅子、シーカヤック、オーケストラなど、書物で調べると、さらに理解が深まり、もっと知りたいという気持ちが生まれてくるはずです。時間を見つけて関連の本に手を伸ばしてみてください。