全校朝会 校長講話 「歯を大切にしよう」

公開日
2017/11/06
更新日
2017/11/06

お知らせ

 11月8日は、「いい歯の日」。いつまでもおいしく、楽しく食事をとるためには、口の中を健康に保っておかないといけません。ある調査によると、80歳の日本人の歯の平均本数は、わずかに8本。歯科先進国と言われるスウェーデンの25本、アメリカの15本と比べるとかなり少ないことが分かります。
 どうして、このようになったのか。私も含めて、多くの人が、歯医者さんに行くときというのは、虫歯になってから行く場所ととらえているからだと思います。歯科先進国のスウェーデンでは、虫歯や歯周病にならないように予防に行くと考えているようです。日ごろから、予防のために通院しているので、たくさんの人がお年寄りになっても自分の歯を残すことができているようです。歯の少なくなったお年寄りから聞いたお話ですが、自分の歯で食事していた時は、食べ物がおいしかったと言っておられました。歯は、食べ物の味にまで影響するのですね。
 みなさんも知っていると思いますが、8020運動というのがあります。80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。本校は、ほとんどの人が,早い目,早い目の治療を心がけてくれているので、虫歯の人は少ないように聞いていますが、油断をしてはいけません。保健室前には、歯を大切にするためにしておくとよいと思われることを掲示してあります。しっかり、読んで実行してみましょう。
 今、読書週間なので、歯に関係のある本を探してみました。絵本が3冊ありました。「アランの歯はでつかいぞう こわーいぞ」「ハガネの歯」「りゅうじんさまは 歯がいたい」どれもすぐに読めます。ぜひ読んでみてください。中々、読みたい本が見つからないなと思っている人は、「今日は何の日かな。いい歯の日か。それじゃあ、歯に関係のある本を読んでみようかな」「今日の小学生新聞には、何が載ってるのかなと思って、見出しを見ると、科学者で教育熱心だった。キュリー夫人。ノーベル賞2度受賞。読書好き」とあります。2度もノーベル賞を受賞する人ってどんな人かなということで、詳しく知るために、本を探すということになっていくと思うのです。授業で疑問に思ったことでもいい。テレビのニュースで知った情報など、何かきっかけになる話題をもとに本探しをすると、読書がさらに楽しくなります。一度試してみてください。