全校朝会 校長講話「夢に向かって努力し続けることの大切さ」

公開日
2018/02/13
更新日
2018/02/13

お知らせ

     
 9日(金)からピョンチャンオリンピックが始まりました。
 さて、みなさんはオリンピックのシンボルマークを知っていると思います。この五輪は何を表しているか分かりますか。今から言う3つの中から答えてほしいと思います。

  1.世界の人たち 2.世界の5つの大陸 3.世界の旗
 どうですか。答えを言います。この五輪のマークを考えたのは、フランス人のクーベルタンと言う人です。
 クーベルタンは、近代オリンピックを始めた人です。クーベルタンは、赤・緑・黄・青・黒に地色の白を加えると、世界の国旗のほとんどが描けるということに気づいてこのシンボルマークを考えたそうです。よく世界の五大陸を表していると言われますが、それはあとで考えられたお話のようです。

 近代オリンピックについて、クーベルタンは「オリンピックで重要なことは勝つことではなく、参加することである。」それは、オリンピックを通じて世界の人たちが集い、理解し合うことで平和な世界をつくることを理想としています。
 オリンピックでは勝ち負けやメダルの色ばかりに関心が向きがちですが、大事なのは、国の利害に関係なく、スポーツを通じてお互いに理解し合い、高め合うことができるかどうかが大切なのです。

 また、クーベルタンは次のようなことも言っています。「人生で大切なことは、成功することではなく、努力することである。」私たちは、どうしてもメダルをいくつとったのか。金・銀・銅のメダル獲得だけに関心示してしまいますが、結果がすべてではなく、夢や目標に向かって努力し続けることが素晴らしいのだ、尊いのだということについても考えましょう。

 さて、私が手に持っているのは、何か分かりますね。九条南公園に生えていた雑草です。この間、とても寒い日が続いていますが、このような厳しい寒さの中でもこんなに青々と咲いています。なぜ雑草はこんなに強いのか。
分かりますか。それは、生き延びるために、少しでも土から水分や栄養分を吸収しようとして根を土の中の深いところまで伸ばしているからです。人間も一緒で表面的な努力だけでなく、見えない所でこつこつ努力すると本当の力がつくということです。

 今年も2/17(土)のおおさか子どもEKIDEN大会に5・6年生が出場します。6年生クラスの部は、TEАM:[RIKU—ОH!]、5・6年の部は雑草魂。この雑草魂がまさに見えない所でこつこつ努力し続けていくという話とつながります。今お話をしたクーベルタンの言葉と重なるところです。夢や目標に向かって努力することが素晴らしいのだ。尊いのだということを5・6年生は、土曜日のおおさか子どもEKIDEN大会で体験することになるでしょう。とにかく本番まで体調管理に努め、当日はこれまでの練習の成果を発揮できるように頑張ってください。