学校日記

研究の日 5年1組〜中心となる言葉に着目して、短歌を読み味わおう!

公開日
2023/02/19
更新日
2023/02/19

お知らせ

 2月17日(金)、5年1組で国語科の研究授業を実施しました。5年生は、単元「心が動いたことを三十一音で表そう」の学習で、短歌について学んでいます。これまでの授業で、まずは短歌の形式や特徴について学習しました。いろいろな作品に触れて、三十一音からなっていることや、その短い詩の中に情景や心情が描かれていることを知りました。
 次に、実際に短歌を創作しました。イメージマップを使って、心が動いたことを思い出し、短歌にしたい題材をから、発想やイメージを広げていきました。そうして出来上がった作品の中から、いくつか選び、本日の授業で鑑賞しあいました。
 授業前の時間には、NHK FOR SCHOOLの動画で、百人一首の歌に触れていました。今日の学習のめあては、「中心となる言葉に着目して、短歌を読み味わおう」です。「中心となる言葉」とは、「ようす(気持ち)」「表現のくふう」「リズム」です。

 提示された児童の短歌は
「太陽が 真っ赤にもえて 朝が来た 生き物めざめ 一日始め」

 ワークシートにか書き込みながら、「中心となる言葉」と思う部分を選び、「どこがよかったか」「どんな気持ちが伝わってきたか」を考えました。どの児童も、じっくりと短歌を読み、自分の考えをしっかりと書き込んでいました。個々の考えをまとめたところで、全体で交流しました。同じ短歌からでも、それぞれが受け取ったことには違いがあるようです。そして、最後は、短歌の作者本人の考えも発表してもらいました。

 次に、4つの児童の短歌が紹介されました。その中から、それぞれが一つ選んで、感じたことをワークシートにまとめました。

 提示された児童の短歌は、次の4つです。
「夏の海 すずしい風に青い空 水平線に みとれる心」
「暗い夜 一つの光に導かれ 歩いてみれば 蛍が見える」
「電気消し ろうそくをふく11本 今年も消すぞ 気合をこめる」
「まんるいで ファイトと言われ ホームラン 頭をこえて 逆転勝利」

 初めて短歌に触れた5年生ですが、その作品の秀逸さに感嘆しました!!