学校日記

3年生 車いす体験 ~やってみて、気づいて、考える~

公開日
2026/09/10
更新日
2026/09/10

学校日記

 3年生が、バリアフリーについての学習の一環として、「車いす体験」に取り組みました。


 本校の人権教育年間計画の中で、3年生の学習の一つとして位置付けている「車いすにのってみよう・おしてみよう」。今回は、大阪市心身障がい者リハビリセンターの方々を講師にお迎えしました。


 はじめに、ヘルプマークや身体障がい者標識など、私たちの身近にあるマークについて教えていただきました。また、「なぜエレベーターには鏡があるの?」という問いから、車いすを利用する人にとっての鏡の役割についても学びました。


 続いて、車いすの各部の名称や役割、開閉の仕方などについて説明を受け、いよいよ実際に「のってみよう」「おしてみよう」の体験です。


 自分で車いすを動かす自走体験では、進む、曲がる、止まるといった操作だけでなく、障害物のある場所や段差、スロープなども通りました。


 子どもたちが特に驚いていたのが、わずか2センチの段差です。ほんの少しの段差でも、自力で乗り越えることが難しいことを実感しました。また、スロープが設置されていても、傾斜を自分の力だけで上ることは大変で、後ろから押してもらうことのありがたさにも気づきました。


 そして、実際に車いすを「おす」体験をすると、介助する側にも難しさがあることが分かりました。相手の安全を考えながら、力加減や進む方向、段差の越え方などにも気を配る必要があります。


 最後には、「少しの段差でも大変だった」「スロープがあっても上るのは難しかった」「押す方も思ったより難しかった」「車いすに乗っている人の気持ちを考えて声をかけたい」など、体験を通して感じたことや気づいたことを振り返りました。


 バリアフリーとは、設備を整えることだけではありません。そこを利用する人の立場に立って、「何が困るのだろう」「どうすれば安心できるのだろう」と考えることも、大切なバリアフリーの一つです。


 今回の学習で感じた「大変だった」「どうしたらいいだろう」という気づきを、これからの生活につなげてほしいと思います。相手の立場に立って考え、困っている人に自然に声をかけられる。そんな温かい心をもった「いずおひがしの子」に育っていってほしいと願っています。