読書感想文 4年生
- 公開日
- 2021/01/24
- 更新日
- 2021/01/24
輝く、桃っ子!
4年生女子 大阪市学校図書館協議会賞
「窓ぎわのトットちゃん」を読んで
わたしが、トットちゃんの本と出会ったきっかけは、ねる前に、お母さんに、読み聞かせてもらったことです。
この本は、「トットちゃん」こと、黒柳徹子さんの小学校のときにあった本当のお話です。
トットちゃんは、最初の学校にはなじめなくて、たい学になっています。次に入学した「トモエ学園」で、小林宗作先生と出会い、楽しく学校に通いました。
トモエ学園のおもしろい所は、教室が電車なことです。時間わりがなくて、自分が好きなこと、やりたいコトから勉強します。校歌は、小林先生が作ったけれど、みんなが気に入らなくて、なくなってしまいました。トモエ学園の子どもたちは自由で楽しそうです。
とくに好きなエピソードは、電車の教室についてです。教室に初めて入ったトットちゃんは、「わーい」と声をあげました。だって窓やあみだな、床が電車のままだったからです。つくえはちがうけれど、いつでもお出かけ気分になれます。教室に入ってきた男の子は、ボールのようにランドセルをあみだに投げ入れます。一回失ぱいして、二回目に成こうします。でも、ランドセルの中身を出し忘れていたので、やっぱり「失ぱい」と言いました。わたしだったら、あみだながこわれるのが心配なのでぜったいしません。
おべん当の時間もおどろきました。全校生徒が集まっているのに、前の学校の1クラスくらいの人数しかいません。わたしは東京にそんなに少ない人数の学校が昔はあったんだなと思いました。でも少ない方がわたしは好きなので、うらやましいです。
次に小林先生が「海のものと山のものはあるかい」とききました。海のものは、例えば魚貝類など、山のものは野菜や肉などです。えいようがかたよらないために先生が考えたものですが、なかった時は先生のおくさんが海と山のなべからわけてくれます。わたしはおべん当を開けてどちらかがなかったら心配なので、おくさんが分けてくれてよかったと思います。
夏にきもだめしをします。子どもたちの中から何人かがお寺でオバケになってまちぶせます。男の子の中には、あみを持って来てオバケをつかまえようとしたり、なわを持って来てしばってやると言っている子もいました。トットちゃんは、かい中電灯をママからかりて友達と出発しましたが、あまりにもこわくて、と中で学校に帰ってきてしまいます。でも、学校につくとほとんどの子がゴールのおはかまで行っていませんでした。オバケをつかまえようとしていた子も帰ってきてしまうのだと思うとおかしいです。オバケ役の子がだれも来ないとこわくなってもどってきたのですが、その気持ちはわたしもよく分かります。
トモエ学園はその後戦争でなくなってしまったけれど、もしあったら通いたかったです。
トモエ学園では、楽しそうな行事やじゅぎょうがたくさんあってうらやましいです。また、トットちゃんたちが毎日学校でとても楽しそうにすごしていました。小林先生は、トットちゃんに「きみは本当はいい子なんだよ。」と言いました。そう言われたから、トットちゃんはトモエ学園では、自由にトットちゃんらしくできたんだと思います。