先生方にとって、一息もつくことができないような４月が終わります。

連日、朝の７時から夜の９時、１０時まで学校には先生がいます。



・・・

ある先生の一日・・・

朝　教室で黒板に「今日の予定」や「今日の一言」を書きます。
　　いろいろな掲示を張り替えたりします。図画の作品や作文などを
　　子どもたちが喜ぶ様子を思い浮かべながら貼っていきます。

登校時間
　　教室で、子どもたちを待ち構えます。
　　どんな表情で教室に入ってくるか、必ず見たいと・・。
　　少し遅刻気味の子どもがいます。
　　８時３０分まで、気持ちが落ち着きません。

朝の会・全校朝会・朝読書・・・そして、やっと１時間目の授業が始まります。

１時間目
　　昨日の夜、遅くまでかかって準備した教材を使って授業をします。
　　
　　
　　うまくいくかな？子どもたちはわかってくれるかな？
　　たのしんでくれるかな？
　　
　　わくわくどきどきしながら、授業をします・・・

　　よし、やっただけのことはあったぞ！！うまくいった！！

休み時間　　
　　授業と授業の間、休み時間。先生は休み時間ではありません。
　　子どもの休み時間です。

　　子どもたちと一緒に遊びます。
　　運動場に出て子どもたちと駆け回ります。

　　あんなに、一生懸命走って、その後授業できるかな？
　　昨晩遅くまで、がんばっていた先生が
　　全力で鬼ごっこをしているのを見て、
　　私は心配になります。

２時間目、３時間目・・・

給食
　　給食の時間は、「給食指導の時間」です。
　　給食の係の子どもたちと、列になって一緒に給食室に行きます。
　　牛乳瓶を落とさないように、おかずをこぼさないように、
　　食器を持って走らないように、転ばないように・・・
　　たくさんたくさん気を使います。

　　教室では、配膳の指導をします・・・・
　　みんなが揃って、やっと「いただきます」

　　でも、先生は、まだ食べません。
　　
　　子どもたちに言います・・
　　「おかずが多すぎる人は言いましょう」「減らしていいよ」
　　「お皿にもったおかず・ごはんは、残さず食べましょう」

　　そうこうしているうちに、早く食べる子どもは、
　　おかわりの時間です。
　
　　「おかわりしたい子は言いましょう。」
　　
　　　何人もの子どもが手をあげます。
　　　一人一人のお盆におかずやご飯をついでいきます。

　　　さて、ぐるりと見回して、「よし」と・・・
　　　やっと、自分がご飯を食べる時間です。
　　　思いっ切り「早食い」です。

　　　
　　　ごちそうさま！　後片付け。給食室へ。
　　　
　　　走らないで、並んで・・・

午前中が、あっという間に過ぎていきます・・・・・

（続く）