今日の一言 5月24日 試合のための練習
- 公開日
- 2016/05/24
- 更新日
- 2016/05/24
校長雑感 一隅を照らす
1番 羽田耕一
1球目 外角低め 直球
2球目 内角高め 直球
3球目 外角低め カーブ
(3球三振)
2番 クリス・アーノルド
1球目 ・・・
2球目 サードフライ
3番 平野光泰
1球目 ・・・
2球目 ・・・
4番 佐々木恭介
5番 石渡茂
江夏豊は、試合の前夜、ベッドの上で横になり天井に向かって、
ボールを投げたそうです。
・・・
大観衆の中、ゆっくりとマウンドに向かう。
地響きのするような大歓声。
優勝を決定する一戦。
球団創設以来、初めての優勝なるか?
相手チームの1番打者、必死の形相。
必ず打ち取ってやる!!
・・・
頭の中で試合と同じ緊迫感・緊張感・プレッシャーを創り上げます。
ベッドの上に寝ているけれど、イメージの中では、
「マウンドの上」
自分自身に、どんどんプレッシャーをかけていきます。
集中力は、試合のその時と同じです・・・・・
* * *
江夏選手は、この練習を試合前夜には必ずのようにしたそうです。
練習のための練習は、練習でしか通用しません。
出来る限り試合に近い状態の練習こそが、
試合に役に立つ練習です。
だからこそ、場数を踏んだ人、修羅場を知っている人は
ここぞというときに、いつものように力が出ると言います。
・・・
出来なくても許される時代、失敗しても許される年代があるのかも知れません。
しかし、そんなふうに思って、
練習のような人生ばかり送っていると、
人生の中の、ここぞという試合には勝てません。
今、本気になる。
すぐにやる。
まったなし。
そのことに早く気づいてほしい・・・と、
気付くのが遅く、後悔している私は
子どもたちに願うのです。
(冒頭は、広島カープの初優勝の時の相手チームの選手名ですが、
創作加筆しています。事実と異なりますことご了承ください)
写真:ウィキぺディアより