80年ぶりの新星爆発!
- 公開日
- 2024/07/25
- 更新日
- 2024/07/26
お知らせ
肉眼でも観測できるかも…⁈
かんむり座の中の星のかんむり座T星が、約80年ぶりに急激に明るく輝く新星爆発を9月までに起こすと予測されています。
新星爆発とは、太陽のように自ら輝く恒星と、そのすぐ近くにあり強い重力を持つ、白く小さな星「白色矮(わい)星」の2つの星によって起きる爆発現象のことを言います。何もなかった場所に突然、新しい星ができたように見えることから新星爆発と呼ばれています。
かんむり座は、夏の大三角の星の一つ、こと座のベガ(1等星)の近くに見えます。かんむり座の左下にある暗い星が、かんむり座T星です。普段は10等星ほどですが、爆発すると1〜2日間、一気に2〜3等まで増光すると考えられています。一方、明るさのピークを迎えた後に急速に減光してしまうのもこの星の特徴で、肉眼で確認できる期間は1週間あるかどうかと予想されています。
かんむり座は冬の時期には見ることができない星座です。爆発が冬の時期に起こってしまうと、私たちは見ることができません。この貴重な機会に、ぜひ肉眼で観測してみたいですね。
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