学校日記

あした(2月28日)はどんな日

公開日
2025/02/27
更新日
2025/04/18

お知らせ

7つの惑星が揃う夜

 夜空に複数の惑星が同時に見える現象を俗に「惑星パレード」と呼びます。28日の日没直後の空で拝める惑星直列の「惑星パレード」は、専門家によれば100年間に数回しか目撃できない貴重な眺めだといわれています。また、今後10年間では、このような現象は二度と起こらないそうで、次は11年後になるようです。
 今回は世界中で観測が可能だそうです。特に日本では、新月と重なるため、天王星や海王星のような暗い天体を観察する絶好のチャンスです!
 観測は、太陽が地平線の下に沈んだ直後から始めるのがベターです。場所によっては惑星がより高く昇るため、観測条件が良いところもあるそうです。ただし、一部の地域では土星が見えない可能性があります。
 夜空で7つの惑星をすべて見るには、正確なタイミングが重要ですが、土星は早く沈むため、観測できる時間は限られています。
 日没直後の夕方、7つの惑星(土星、水星、海王星、金星、天王星、木星、火星)が空に整列します。そのうちの4つ(水星、金星、木星、火星)は、肉眼で簡単に観察できます。天王星と海王星を見るには双眼鏡または小型望遠鏡が必要です。土星は観測が最も難しいため、観測値の正確な場所と時間を把握することが重要になります。併せて土星は太陽の近くに位置するため、観測条件が限られます。

惑星についての詳細

・赤みを帯びた火星(等級 -0.4)… 空の高い位置にあり、双子座の南の地平線上に見える。
・明るい木星(等級 -2.3)… やや低い位置にあり、おうし座に輝いている。
天王星(等級 5.8)… おひつじ座の境界付近に位置し、肉眼で見える可能性がありますが、そのためには完全に暗く澄んだ空が必要。双眼鏡を使うことをお勧め。
・西の地平線に近い位置には、輝く金星(等級 -4.8)… 空で最も明るい惑星。うお座に見られる。
海王星(等級 7.8)… 同じくうお座にある。最も暗い惑星のため、観測には、少なくとも強力な双眼鏡が必要。
・地平線にさらに近い位置では、観測が難しい水星(等級 -1.2)… みずがめ座に見える。
・黄金色の土星(等級 1.1)… この直列で最も観測が難しい惑星。通常は夜空で容易に見える明るさだが、今回は太陽に非常に近い位置にあるため、観測には太陽が地平線下に沈み、土星がまだ沈む前のタイミングを見つける必要があ。

 無料の天文学アプリを使って調べる方法もあると聞きます。観測は、周囲をよく見て、安全に気をつけて行いましょう。写真は、せんだい宇宙館ギャラリーのHPより