日中は温かさを感じるこの頃です。今月下旬には、桜が開花します。春は、そこまで来ています。

桜と言えば、投稿者は、岩崎孝祥（いわさき たかよし）さんの生涯が頭に浮かびます。１９７３年（昭和４８年）生まれの岩崎さんは、生まれつきの病気で小学生低学年のころから非加熱の血液製剤を使い始めました。そして、小学６年生の時に、この非加熱製剤によるＨＩＶ感染がわかったのです。画家をめざした心優しい青年は、１９歳でこの世を去りました。亡くなる数日前、「お母さん、桜の花が見たい・・・」と声をふりしぼった孝祥さん。孝祥さんと親御さんのお気持ちを考えると、心が痛みます。

ハイリスクな非加熱製剤を止めなかった当時の厚生省、製薬会社、大学研究者の無策と怠慢には、今も憤りと悲しみしかありません。

孝祥さんが生前描いたＸ−ＪＡＰＡＮのＴＯＳＨＩさんの絵「情熱」は、世界エイズデーのポスターになりました。投稿者は、この絵に何度も勇気づけられました。

人の哀しみや痛みが少しでもわかる人間になりたいと願いつつ、ポンコツざんまいの投稿者です。今日も、素敵な教職員の皆さんに囲まれて、感謝の連続です。

塩草立葉小学校につながるすべての方にとって、温かい優しい一日でありますように。