ミホさんとカヨさん(大阪市PTA活動の手引き)
- 公開日
- 2015/09/05
- 更新日
- 2015/09/05
お知らせ
ミホさんというのは、きちんと(認めて)しっかり(ほめる)のミホさん、カヨさんというのは、心から(感謝して)素直に(喜ぶ)のカヨさんです。
これらのミホさんとカヨさんの積み重ねをしながら、子どもとまっすぐ、じっくり向き合うことで、子どもの中に意欲が生まれるはずだというお話をしています。認めるためには、子どものちょっとした違いや変化、努力のあとがわかることが必要です。ちがいや変化や努力のあとが見えるためには、心から子どもを見守っていくことが大切です。
看護するの(看る)という見方が大事です。ちがいや変化や努力のあとに気づいたら、心から、賞賛の声をかけてあげることです。それだけでいいのです。そんなに難しいことではありません(食事をともにする、一緒に読書をする等)。この認めるということの意味や大切さをしっかり理解してもらって、このミホさんとカヨさんを積み重ねていくことです。いつも自分はちゃんと見てもらえていると感じている子どもは、すごく安心感に包まれて、知らず知らずのうちにどんどんがんばろうとするでしょう。
子どもたちに、居心地のいい環境、すなわち、心の居場所を大人が作っていくことが「生きる力」を育むために、本当に大切なことです。子どもたちに基本的生活習慣や意欲を身につけさせるために、周りの大人が本気になって、できることからすすめていくことです。そのことが学ぶ力としての学力向上につながるでしょう。大人の本気度はきっと子どもに響くと思います。
今までの子どもとの接し方を今一度見直してみて、生活習慣の改善が学力向上に大いに効果があることを理解して、信じていただいて、やろうと思われたことから、本気でやってみましょう。