平和学習6年(7月17日)
- 公開日
- 2019/07/18
- 更新日
- 2019/07/18
お知らせ
6年生でも平和学習が行われました。
6年生は「いわたくんちのおばあちゃん」のビデオを見て、戦争や原爆の悲惨さ、平和の大切さについて学びます。
「ぼく」には「いわたくん」という友だちがいる。
運動会の日、いわたくんのおばあちゃんが家族写真に写るのを嫌がっている姿を目にする。そのわけは…。
時はさかのぼって1945年8月、当時高校生だったちづこさん(おばあちゃん)は4姉妹の長女で両親とともに広島で暮らしていました。しかし戦争が激しくなり疎開の準備も始めながら、家族で住んでいる家もいつ焼けてなくなるかもしれないからと、家族の記念写真を撮りました。
そして、もうすぐ引っ越しという8月6日、学徒動員のため、ちづこさんは缶詰工場へ、中学生の次女かよちゃんは別の作業場へ出かけた午前8時15分、広島に原爆が落とされたのです…。
がれきの下から懸命に逃げ出したちづこさん。
家族を探しに町に戻り、自分の家の焼け跡を掘り返してあらわれたのは、お父さんと三女のひろちゃん、そして3歳の末っ子のきみちゃんをかばうようにして亡くなっていたお母さんの遺体でした。かよちゃんは見つからず、ちづこさんはたった一日でひとりぼっちになってしまったのです…。
家族みんなで撮った写真を見ることができたのも、ちづこさん一人…。
一緒に写ったあの夏が忘れられないから、おばあちゃんは大切な孫たちと写真を撮りたくないのです。
「戦争なんて、ずっと昔の話」なんて思わんといてね。
ひょっとしたら、「未来の話」になるかもしれんのよ。
「未来」、それは君たちみんながつくっていくものだからね…。