全校朝会
- 公開日
- 2015/11/02
- 更新日
- 2015/11/02
お知らせ
全校朝会 校長講話
明日、3日は、文化の日です。
1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年(昭和23年)に公布・施行された祝日法で「文化の日」と定められました。文化の日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とされています。日本の平和で安全な社会、そして差別のない世の中に感謝する日です。文化の日が、現在の日本を形成する、礎となった日本憲法が、広く世界に知られた日です。その憲法のまえがきには、以下のようなことが書かれています。
私たちはもう戦争をしません。日本の主人公は、私たちです。日本の行き先を決めるのは、私たち自身であり、この憲法(けんぽう)を作りました。国会で話し合って、日本のことを決めます。そうして、私たちのために、私たちの子どもや孫のために、しっかり考えて国の様々な決まりの大元である「憲法」を決めました。
私たちは、いろいろな国と仲良くします。協力し合います。みんなで自由に楽しく暮らすことをめざします。戦争はしません。固く心に誓い(ちかい)ます。
私たちみんなが国のことを決める権利(けんり)を持っているのです。私たちが選んだ国の代表が国の仕事を行い、そして私たちみんなの生活が、もっと良くなるようにします。
今まで書いたことは、憲法を決める前からある、人間みんなにとっての自然のルール、おきてです。いつでもどこでも、ゆらぎません。私たちは、この憲法に反するようなどんな決まりもルールも命令も、決して作りません。
日本の私たちは、平和がずっと続くことを心から願っています。みんなで理想をしっかり持つことは、とても大切です。どの国の人であっても、平和が好きなはずです。正しいことをしようと思っているはずです。世界中の人が、本当は仲良くなりたいと願っていることを、私たちは信じます。私たちは、世界の人を信じることを通して、日本のみんなの安全と生活と命を守っていこうと、心に決めました。
私たちは、平和を守り続けます。だれかがいばって、だれかを支配することはだめです。だれかをおさえつけたり、自分だけの狭い考え方にとらわれるのはだめです。
どの国も、自分の国こととだけを考えてはだめです。他の国のことを考えないなんてだめです。どの国でも同じはずです。どの国の人も、自分たちも立派(りっぱ)な一つの国だと言うなら、みんなでこの同じ思いを持つべきでしょう。
日本の私たちは、日本の名にかけて、全力をあげ、この理想を進めていくと、誓います。
文化の日は、日本の憲法が、みんなに知らされた大切な日です。