「学び合い」の授業(2月3日実施)
- 公開日
- 2021/03/02
- 更新日
- 2021/03/02
3年生
3年1組で、「三角定規の角を大きいもの順に並べる」という課題を「学び合い」の形で授業しました。
教科書には、「角を紙に写してから、三角定規を当てて比べる。」という手順があるのですが、この授業では教科書を見せずに「どうやったら比べられるだろうか」という見通しについてグループで考えさせました。
子どもたちは、「コンパスをつかってできないかなあ」「ぱっと見たらだいたいわかるやん」「指でだいたいの大きさはわかるで」「三角定規の角が折れたらできるのになあ」など、話し合って・・・
・友だちの三角定規をかしてもらって、重ねて比べる(直接比較)
・ノートに角を写してから三角定規を当てて比べる(間接比較)
の2つの方法にたどり着きました。
ここまでで25分かかりました。教科書を開いて先生が説明したら5分で終わります。でも、この差の20分は決して無駄ではありません。いろんな方法を出し合って(拡散的な思考)、その中からうまくできそうな方法を選び出す(比較検証の思考)という考える練習を積めたからです。また、自分たちで試行錯誤するため、記憶に残りやすいです。
来年、4年生の算数で角の大きさは分度器を使って数値化できるということを知ったとき、今日の作業を思い出して「おお〜、分度器って便利♪」って思ってほしいな。
【文責:阪口】