5月7日の全校朝会
- 公開日
- 2018/05/07
- 更新日
- 2018/05/07
校長歳時記
7日の全校朝会でのお話
連休は楽しく過ごせましたか?
今日からまた学習が始まります。頑張ってください。
さて、今日は、大阪市の小学校、中学校、高校で「いじめについて考える日」となっています。
おととし「おおさか子ども市会」、皆さんのお友達の小学生、中学生が、大人の議員に代わって大阪市会で市長さんに質問したり、お願いしたりする会がありました。そのとき、「いじめについて考える日」を作ってくださいという提案がされました。それが実現されて、今年が二年目です。すばらしいことですね。
ところで、これはなんという字でしょうか?(むずかしいかな?)
恕(大きい字で見せる)
「怒」(おこる)という字に似ていますが、違います。「ジョ」と読みます。「おもいやり」という意味です。中国の大昔の本、「論語」に出てくることばです。
こんなお話です…。
弟子の子貢という人が師匠である孔子に質問したそうです。
「一言で一生守りつづけなければならない言葉があるでしょうか」
しばらくして、師匠の孔子はこう答えたそうです。
「それは『恕』だろう。自分がひとからされたくないと思うことは、
ひとに対して行ってはいけない。」と。
つまり、人生の中で一番大切なことば、守るべきことばはこの「恕」ということばであり、「おもいやり」が大切だということです。
論語という本は2000年以上も昔に書かれたものだと言われています。そんな昔から、一番大切だと考えられていたことばが「恕」(おもいやり)です。
皆さんの心の中にも、この「おもいやり」がありますね。思いやりがある人がいじめなどするはずがないと思います。周りのお友達を大切にしてください。同時に、あなた自身も大切にしてください。
それでも、もし、嫌なことがあったら、または嫌なことをしてしまったらすぐに先生に相談してください。先生は必ず一緒に考えてくださいます。
勝山小学校をみんなで、みんなが楽しく学べる学校にしていきましょう。お願いします。今日は、「おもいやり」について、ちょっと考えてみてください。