今週の校長講話 「プール開き」
- 公開日
- 2015/06/15
- 更新日
- 2015/06/15
お知らせ
いよいよ今週の水曜日から、プール水泳の学習がはじまりますね。
楽しみにしている人も大勢いると思います。
でも、中には泳ぐのが苦手で、プール水泳なんてなかったらいいのになぁ、と思っている人もいると思います。
校長先生も子どものころは水泳が苦手だったので、その人の気もちはよくわかります。
毎年のプールで、今年は泳げるようになろうと自分で目標を決めて頑張りましたが、なかなか泳げるようになりませんでした。
ある時、担任の先生が、「人間の体は絶対浮くようにできてんねんで。でも、自分で力を入れすぎて沈む体に変えてるんや。」と教えてくれたのです。
自分では、必死で泳ごうと手足に力を入れて泳いでいたのですが、かえってそれが体を沈ませて、水の中でバランスをとれなくしていたのですね。
それから、その先生と一緒にゆっくり、ゆったり泳ぐ練習をしました。そうするとだんだん体が浮くという感覚がわかってきたのです。
今でも水泳は得意というわけではないですが、嫌いではなくなりました。
そして、先生になってからは、自分の経験から泳ぎが苦手な人が、どうずれば泳げるようになるのかを一生懸命考えて、これまで水泳の学習でたくさんの人が泳げるように一緒に頑張ってきました。
今年のプール水泳では、泳げる人は、どんどん距離や速さを伸ばしていきましょう。
また、苦手な人は、決してあきらめないで頑張ってみましょう。
少しずつ努力する先に、きっと去年とは違う自分がいるはずです。
そのためにも、先生の指示をきちんと聞き、自分の体調や、持ち物の準備をしっかりとしてプール水泳の学習を楽しいものにしてほしいと思います。