今週の校長講話 「ラストスパート前」
- 公開日
- 2016/02/08
- 更新日
- 2016/02/08
お知らせ
先週は、マラソン大会がありました。
1年生から、6年生まで、自分の学年の距離を一生懸命走ったと思います。
さて、マラソン大会で、走っている最中で、一番しんどかったのはどのあたりでしたか。
気持ちの上では、ちょうど半分くらいのころが、一番しんどかったかも知れませんね。
「まだあと、半分もあるのか。」と感じた人が多かったと思います。
でも、半分を過ぎれば、あとは距離がだんだん短くなっていくので、逆にゴールに近づいてくることがうれしくなってくるのではないでしょうか。
本物のマラソンは42.195キロメートルという長い距離を走ります。
半分走っても、まだ20キロメートル以上あるのです。
ですから、半分走ったくらいでは、まだまだ結果はわかりません。
マラソンは30キロメートルを過ぎてからが本当の勝負だと言われています。
そして、選手はゴール直前ではなく、誰もが一番しんどい少し手前の距離でスパートをかけて勝負するのです。
皆さんの学校生活をマラソンに例えると、この2月はもうすでに30キロメートルを過ぎているかもしれません。
でも、まだラストスパートをかけるまでの距離まではいかないと思います。
皆さんは、実感してないかも知れませんが、実は、今が皆さんにとって、一番しんどい時期なのです。
これまで頑張ってきたことができなくなってしまったり、みんなで決めたはずの約束がいい加減になってしまったり、「あれっ?」と思うようなことが起こるのがこの時期なのです。
ですから、今一度、自分自身を、そして自分の周りを見つめてみてください。
去年の4月に抱いていた、頑張ろうとしていた気持ちは変わっていませんか。
自分の目標を放ったらかしにしている人はいませんか。
もっと言うと、慣れてしまって適当にやってしまっている人はいませんか。
人間は、調子のよい時ではなく、一番しんどいときに頑張った人こそ伸びるのです。
ラストスパートに入る前に、もう一度自分の頑張りどころをしっかり考えてみてください。