学校日記

今週の校長講話 「学校の文化」

公開日
2016/10/31
更新日
2016/10/31

お知らせ

11月3日は文化の日です。この祝日は、自由と平和を愛し、文化をすすめるために国民がこぞって祝い、感謝し、記念する日とされています。

この日に合わせて、文化勲章や文化功労賞といって、学問や芸術に大きな貢献をした方々が表彰されます。
今年は、オートファージでノーベル賞を受賞した東京工業大学の大隅良典さんや、有名な作家の平岩弓枝さんなどが受賞されるそうです。

文化というと学問や芸術のように、何か立派なものというイメージがありますが、文化とは、私たちが社会で作り出していく行動や生活そのものをさす場合もあるのです。
例えば、皆さんは、普段ご飯をお箸で食べますよね。
こうした食事の仕方も立派な文化です。
出汁や醤油を使った「和食」は、文化遺産にも登録されていますし、形のないものでも文化と言えるものはたくさんあります。
日本が世界に誇る「おもてなし」や、「もったいない」という考え方も目には見えないのですが、これも文化なのですよ。

日本には日本の文化があるように、学校にも文化があります。
では、高殿小学校の文化って何だと思いますか。
校長先生は、高殿小学校には、「友だちを大切にする」という文化があると思うのです。

なかよし集会などの仲間作りや、平和学習などを通して、みんなで作ってきたのが、この「友だちを大切にする」という文化だと思います。
例えば、みなさんの学級では、誰かが失敗した時、周りの人は、それを笑ったり面白がったりするのでしょうか。
違いますよね。
多分どの学級でも温かく励ましてあげるような雰囲気があるのではないでしょうか。
それが、高殿小学校の文化なのです。

文化とは、私たち自身が作り出していくものです。
形のないものだからこそ、これからもしっかりと作っていきたいですね。


※今日の児童朝会では、府の科学賞で努力した児童、区のソフトボール大会や空手の大会で優秀な成績をおさめた児童を表彰しました。