今週の校長講話 「稀勢の里」
- 公開日
- 2017/01/30
- 更新日
- 2017/01/30
お知らせ
今日はお相撲さんのお話をします。
先週、大関だった稀勢の里関が、大相撲の1月場所で優勝して、横綱になりました。
日本出身の横綱は、19年ぶりという事で、ずいぶんニュースになっています。
でも、理由はそれだけではありません。
横綱になるのに、ずいぶん時間がかかった事も理由の一つです。
相撲は、年6回ある本場所の成績で、次の番付、つまり位が変わります。
番付は、たくさん勝てば上に上がるし、逆に負ければ下に落ちてしまいます。
つまり、一番上の位に行くには、たくさん勝ち続けなければいけないのです。
しかも、大関から横綱になるには、2場所連続して優勝するか、それに近い成績を残さなくてはいけません。
しかし、稀勢の里関は、幕内力士になるまではものすごく早かったのだけれど、上から2番目の位の大関になるのにはものすごく時間がかかりました。
そして、大関になってからも横綱になるまでも、ものすごく時間がかかりました。
この前初優勝するまでに、準優勝はなんと12回も経験しました。
去年の一年間では、一番勝った数が多かったけれど、優勝していないので、やっぱり横綱になれませんでした。
そして、今回やっと優勝することができて、横綱になったのです。
大関になってから、7度目の挑戦だったそうです。
ようやく横綱になった時、稀勢の里関は、「なかなか思うようにいかない時も我慢し、くさらずやってきて本当に良かった。くさらず頑張り続けることに意味があり、あきらめたらそこで終わりだ。」と言いました。
あきらめずに頑張り続けても、結果は出ない事があるかも知れません。
しかし、やり遂げた人は、みんな最後まであきらめない人なのですね。
さて、あさってから2月です。今年度はもうすぐ終わりですが、まだ終わっていませんね。
みなさんも、稀勢の里関のように、最後まであきらめずに頑張りましょう。