学校日記

今週の校長講話 「奇跡のクラス」

公開日
2017/04/17
更新日
2017/04/17

お知らせ

新学期が始まって1週間が経ちました。
もう1週間と思う人もいるでしょうが、まだ1週間です。

新しいクラスはどうですか。
去年までのクラスがいいという人もいると思います。
今まで仲よくなった人と離ればなれになって、寂しいなあと思っている人もいると思います。
でも、今朝の校長先生のお話を聞くと、ちょっと考えが変わるかも知れません。

日本には、どれくらいの数の小学生がいるか知っていますか。
なんと、およそ650万人の小学生がいるそうです。

それぞれの学年がどれだけいるかという事まではわからないのですが、6等分すると、1学年あたり約110万人になります。
つまり、日本には、皆さんと同じ歳の人が、100万人以上いるという事になります。
その100万人のうち、たまたま、皆さんが大阪市に住んでいて、たまたま旭区に住んでいて、たまたま高殿の地域やその近くに住んでいたから、こうして同じ学校に通っているのです。
そして、たまたま学級に分かれたところに、皆さんはいるのです。
ですから、30人のクラスがあるとすると、そんなたまたまで、100万人のうち30人が出会ったのが、あなた方のクラスだという事です。

そして、もう一つ。大阪市の小学校には、どれくらいの先生がいるか知っていますか。
校長先生や教頭先生を除くと、6000人くらいの先生がいます。
その先生方のたまたま1人が、あなたたちの担任先生になったのです。
6000人のうち、たまたま1人です。

そう考えると、今のあなたたちのクラスは、奇跡的な確率の出会いによって生まれたのだと思いませんか。
だから、みなさんのクラスは世界にたった一つしかない貴重なクラスなのです。

でも、偶然の確率でできたクラスが、本当の意味で世界にたった一つのクラスになるのかはこれからです。
学級の目標に向かって、たくさんの事を協力してやりとげる中で、クラスは作られていくのです。
時には意見の違いもあるでしょう。
そんな時はしっかりと話し合ってください。
そして、一年後には、自分たちのクラスが、世界一だと言えるようなクラスにしていってくださいね。


※今朝の全校朝会では、校外のバレーボール大会で優秀な成績を収めた児童の表彰を行いました。