学校日記

今週の校長講話 「水無月」

公開日
2017/06/19
更新日
2017/06/19

お知らせ

6月は和名で「水無月」と言います。

水無月は漢字で書くと「水が無い月」と書きます。
6月と言えば雨を連想するくらいなのに不思議ですね。
そう書くのには、田んぼにみんな水を引いてしまうので、川から水が無くなるからだ、などいろいろな説があります。
しかし、本当は、無という字はひらがなでいうところの「の」にあたるそうで、「水無月」は「水の月」という意味なんだそうです。

雨が続くとうっとうしいですが、この時期に雨がしっかり降って、地面に水を蓄えるから、植物が夏の暑さを乗り切ることができるんですね。
私たちの生活に必要な水道の水も同じです。

また、「水無月」というと、6月の和名以外に、ある食べ物の名前にもなっているのですが、知っていますか。
正解は和菓子です。
和菓子の水無月は、白いういろうの上に、甘く煮詰めた小豆を乗せた三角形のお菓子です。

お隣の京都では、6月の最後の日に、その年前半の良くなかったことを払い去るために、これを食べる風習があるそうです。
小豆には悪い事を追い払うという意味があります。
節分の豆と似ていますね。

そして、ういろうは白色で、形は必ず三角形というのにも理由があります。
昔は、夏に氷を食べると、夏バテしないと信じられていたそうです。
でも今と違って、庶民は暑い時期にそんなものを食べることができません。
ですから、氷に見たてた白いういろうを、とがった氷の形に見たてた三角形のお菓子として作ったと言うのです。

あと10日で水無月が終わります。
今年も半分すぎますね。
残り半年も、みんな元気に過ごせたらいいなあと思っています。


※今朝の児童朝会では、竹馬大会で入賞した児童の表彰と、校外のソフトボールチームで活躍した児童の表彰を行いました。