今週の校長講話 「ひとりぼっちではありません」
- 公開日
- 2017/09/04
- 更新日
- 2017/09/04
お知らせ
2学期が始まって1週間、みなさんは、毎日学校に楽しく来ることができていますか。
先週の新聞にこんな記事を見つけました。
「学校つらければ休んで」という記事です。
夏休み明けに、子どもの自殺が多くなることから、学校以外の居場所や相談先がある事を書いていました。
さて、みなさんは、「学校に行きたくない」って思った事はありますか?
そして、それはどんな時でしょうか。
宿題ができていない時?それとも苦手な勉強がある時?それとも、給食のメニューに嫌いなものがある時?風邪を引いてしんどい時?
中には、ただ眠たいからという理由の人もいるかも知れません。
そう考えると、学校に行きたくない時って、誰にでもあるように思えますよね。
今言ったような事は、全部自分自身の事だから、いくらでも解決の方法はあると思います。
でも、その理由が、友だちに嫌な事を言われたり、嫌な事をされたりするからとか、みんなから無視されるからとかであれば、深刻です。
だって、そうした人と人との問題は、なかなか自分一人では解決できませんよね。
そして、そうした悩みを誰にも言えずに一人だけで抱えてしまうと、それが「学校に行きたくない」と思ってしまう事につながるのです。
でも、本当にそうした子はみんな一人ぼっちなのでしょうか。
土曜日に4年生の人たちと校庭キャンプで歌った歌の歌詞に「ひとりぼっちと思って、いつまで下を向くの?」という歌詞があります。
この歌詞のように、ひとりぼっちと思っているのは自分だけで、本当はひとりぼっちではないのではないでしょうか。
皆さんの周りには、お家の人がいますし、学校には担任の先生もいます。
もちろん校長先生も皆さんの味方です。
ですから、困った時は、必ず近くの誰かに相談しましょう。
校長室前の相談ポストもお手紙24時間受け付け中です。
みなさんが、毎日の学校生活を楽しく過ごすために、ちょっとの勇気と優しさを持ってほしいと思います。
それは、嫌な事に耐えるのではなく、解決していこうとする勇気、困った事を身近な人に伝える勇気です。
そして、同時にひとりぼっちと思っている友だちに気付いてあげられる優しさも持ってほしいと思います。
いよいよ9月になりました。
先週までのプール水泳も終わって、これから運動会に向けての準備が始まりますね。
みんなで力を合わせて頑張っていきましょう。
※今日の児童朝会では、転入生の紹介と、図工の作品展で賞をいただいた児童の表彰をしました。