今週の校長講話 「自他を大切に」
- 公開日
- 2017/12/04
- 更新日
- 2017/12/04
お知らせ
みなさんの学級に学級目標が、学年に学年目標があるように、学校にも学校教育目標というのがあるのを知っていますか。
高殿小学校の学校目標は、「自他を大切にし、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」をもち、未来を切り拓く子どもを育てる」です。
この目標の最初に出てくる、「自他を大切に」とはどういう事でしょう。
自他の自は自分、自他の他は他者の事です。
学校で他者というと、友だちの事ですよね。
では、自分を大切にするってどういう事なのかを考えてみましょう。
自分を大切にしていない人は、自分で自分を傷つけてしまいます。
その最たるものは、自殺です。
自分の身体を傷つけるだけでなく、「どうぜ自分は…。」なんていう自分の事を否定してしまう考えも自分を大切にしていないのではないでしょうか。
校長先生は、自分を大切にするという事は、「自分の事が好きだ」という気持ちを持つことだと思っています。
みなさんは自分の良いところを知っていますか。
自分の良いところを知る事は、自分を好きになることにつながります。
自分では気づかない時には、周りの人から教えてもらいましょう。
でも、自分を大切にする事を勘違いしている人が時々います。
それは、自分に甘い人です。
自分を大切にする事と自分に甘い事は違います。
自分さえ良ければいいという自分ファーストな考えを持つ人も自分に甘い人です。
自分を大切にできる人は、むしろ自分に対して厳しい人だと思います。
さて、みなさんは自分に甘い人ですか、厳しい人ですか。
次に、他者つまり友だちを大切にするってどういう事でしょうか。
これはすぐ想像できますよね。
友だちに親切にしてあげるとか、友だちに嫌なことを言ったりしたりしないとか、仲良くするとか…。
他にも友だちを大切にするこんな方法があります。
みなさんは、毎日の授業の中で、友だちの意見をしっかり聞いていますか。
人が発言している時に、先生と同じくらい真剣に聞いてあげていますか。
友だちの考えを聞く事は、その人の存在を認め大切にすることにつながります。
自分を大切に、友だちを大切に、それができてはじめて学級や学年の目標につながります。
この後、ぜひ教室で、自分を大切にする事や友だちを大切にする事とはどういう事かを考えてみてくださいね。
※今日の児童朝会では、読書感想文で表彰された児童、校外のソフトボール大会で優秀な成績をおさめた児童を表彰しました。