学校日記

5年 林間学習 2日目

公開日
2014/08/01
更新日
2014/08/01

お知らせ

 7月27日(日)目を覚ますと、昨日とは打って変わってバラバラと音を立てて雨が降っていました。
 気温は18度。昨日の約半分の気温です。
 今日の予定は、午前中に魚つかみとアスレチック、昼食は、自分たちでカレーを作り、午後からは焼き板みがき、そして夜はナイトハイクと星の観察、花火と、盛りだくさんのスケジュールです。この雨では、できないこともいっぱいあるのでは・・・。朝起きたときは、そう思っていました。
 ところが、朝食を終えたころ、いつの間にか、雨が上がっていました。それどころか、少しずつ、晴れ間も見え始めています。これならいけるぞ!子どもたちも大喜びでした。
 まずは魚つかみです。近くの小川へ行くと、放流されたマスがあちらこちらに泳いでいるのが見えました。水に足をつけると、氷のように冷たかったのですが、子どもたちはそんなことを気にすることもなく、一生懸命魚を追いかけます。ところが・・・
「キャー!」「あかん、ムリ。」「わあ、動いたぁ!」「いやや、こわい!」大騒ぎです。
 生きた魚に触るのは、初めてという子どももたくさんいて、指先でそっと触れるのにもおっかなびっくりです。やっと捕まえたと思ったら、動く魚に驚いて、思わず手を放してしまう子もいました。
それでも何とか全員が魚をつかみ、その場でスタッフの方に塩焼きにしていただきました。あれほどこわがっていた子どもたちも、魚はきれいに食べました。苦労して捕まえたことと、魚が新鮮なこと、そして、美しい自然の中で友だちと楽しく食べたことで、とってもおいしく感じたようです。
 昼前には、すっかり天気が良くなり、朝は雲の中にあった鉢伏山も、また顔を出しました。おかげでその後の活動も予定通り実施することができました。
 カレー作りでは、汗をかきながら協力して野菜を切ったり、火をおこしたりして、おいしいカレーを作ることができました。少しニンジンが固いグループもありましたが、たくさんおかわりをしていました。
 夜の活動は、ナイトハイクです。森の中の真っ暗な道を1本のロープを頼りに歩いていきます。大阪の夜とは違って、本当の真っ暗闇です。肝試しではなく、夜の自然の様子を感じ取ったり、昼とは違う虫の声を聞いたりする活動だったのですが、何か音が聞こえたり、カメラマンがフラッシュをたいたりするたびに、あちらこちらで悲鳴が聞こえてきました。
 ナイトハイクを終えた頃、空一面に星が広がっていました。大阪ではまず見えることのない数の星が、輝いています。白鳥座、さそり座、北斗七星に夏の大三角・・・理科の時間に学習した星々が、はっきりと見えました。「こわいぐらいの星空やなあ・・・」とつぶやく子どもの気持ちも理解できるような気がしました。この夜に見た星空は、きっと忘れられない思い出となることでしょう。