菖蒲の花が咲いています
- 公開日
- 2022/05/02
- 更新日
- 2022/05/02
お知らせ
校内の池に菖蒲の花が咲いています。5月5日「こどもの日」を迎えるこの時期に見られます。5月5日は奈良時代から「端午の節句」と呼ばれ、伝統行事として親しまれてきました。
端午の節句は元々、中国に由来します。季節の変わり目であるこの時期、病気や災厄が増えるとされ、薬草の菖蒲を軒下に下げたり菖蒲湯につかったりして、邪気を祓い無病息災を願う中国の風習が伝来したものです。
また、日本に伝わって武道や武勇を重んじる意味の「尚武」と「菖蒲」が同音であり、菖蒲の葉の形が剣に似ていることから、鎌倉時代に武家の男児の健やかな成長と立身出世を祝う行事に定着したといわれています。
菖蒲の花を眺めていると、いつの世も我が子が強く逞しく育つようにとの切なる願いが込められていることが思い出されます。