学校日記

発育測定(4〜6年生)

公開日
2024/01/17
更新日
2024/01/17

学校日記

 3学期の発育測定と保健指導を実施しました。
 4〜6年生には、「健康の身近なキケン」と題して、
【1】ヘッドホン(イヤホン)難聴
【2】ストレートネック(スマホ首)
【3】カフェインをとりすぎると…
の3つの内容についてお話しています。

【1】YouTubeを見たり、オンラインで友達と話をしながらゲームをしたりと、イヤホン・ヘッドホンを使っている子もちらほら。大きな音を聞き続けると、普段の生活で耳が聞こえにくくなる原因になります。
 耳に負担のかかりにくい音量の目安は、イヤホン・ヘッドホンをしていても周りの音・会話が聞こえる程度で、1日1時間程度まで、です。
【2】頭の重さは、4キロ程度。うつむくほどに首にかかる負担は大きくなり、60度うつむくと22キロもの重さが首にかかります。22キロというのは、全国の1年生の体重の平均と同じぐらいです。
 画面の高さと目線がの高さが合うところが一番首に負担のない角度になります。内容の最後では、予防のために、背筋を伸ばしたり首回りを伸ばすストレッチをみんなでやってみました。大人も子どもも、姿勢に気をつけたいものですね。
【3】毎年全国で、エナジードリンクなどカフェインを含むものを飲んで急性カフェイン中毒(嘔吐、頭痛、意識障害など)になり、救急搬送される事例が後を絶ちません。大人でも、1日の摂取目安が400mg程度までとされるカフェインは、小学生の子どもでは1日85mg程度とされています。
 カフェオレなども含むコーヒー飲料、ミルクティーも含む紅茶飲料では、1日の子どもの目安を上回るカフェインが含まれています。さらに、カフェインを添加してあるエナジードリンクでは、子どもの1日の目安の2倍ほど含まれるものもあります。
 炭酸のジュースのようで、甘くておいしいからと、お茶の代わりのように1日に2本3本と飲んでいる、と高学年児童から話を聞きました。
 目安を上回ったらすぐに何か症状が出るとは限りませんが、本人のカフェインへの感受性(カフェインの作用が出る度合)が強ければ、ほかの人は平気な量でも中毒症状を起こす場合もあります。
 ご家庭でお子さまがカフェイン飲料を飲まれていましたら、ぜひ一度、量について考えていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 各学年のしめくくりとなる3学期。子どもたちには、心も体も健康に過ごしていってほしいです。