学校日記

風船にはさわっていない、風船マジック

公開日
2024/11/05
更新日
2024/11/05

理科

 風船の中にとじこめた空気をおすとどうなるか知っていますか?注射器の中に風船を入れて、ピストンをおすと、風船が変化することを確かめました。
では、今度は逆に、とじこめた空気を引っ張ると風船はどうなるのでしょうか?今回の実験では、容器の中に風船を入れて、中の空気をどんどん抜いていきました。すると、風船は周りからおされる力が小さくなり、風船が変化しました。
 児童は、空気を抜いていくと風船がどんどん大きくなっていく様子に驚きを隠せませんでした。「なんでこんな変化をするの?」「風船が割れたりしないかな?」など、たくさんの質問が飛び交いました。
 そして、再び容器の中に空気を戻してみると、今度は風船が元の大きさに戻っていく様子に、さらに大きなかん声が上がりました。

 これは、空気のあつ力というものが関係しています。空気には、周りのものをおす力(あつ力)があります。普段私たちも周りにある空気からおされています。
容器の中の空気を抜いていくと、容器内のあつ力が小さくなります。すると、風船をおす力が小さくなるため、風船の大きさが変化します。
 実は、空気のあつ力は私たちの身の回りでも様々な現象を引き起こしています。例えば、ストローでジュースを吸い上げるのも、空気のあつ力のおかげです。ストローの中の空気をすって空気をなくすと、外の空気の力によってジュースがストローの中におし上げられるのです。空気は目に見えないけれど、私たちの生活に大きく関わっていますね。