学校日記

「もくもく」発見!

公開日
2025/02/13
更新日
2025/02/13

理科

 前回の実験で、試験管に入った水のあたたまり方を観察しました。その結果から、金属のあたたまり方との違いに気づき、子どもたちは水が入った容器の形状によってあたたまり方が変わるのかという新たな疑問を持ちました。様々な形状の容器に入った水が、どのようにあたたまっていくのかを観察し、考察することで、水の性質に対する理解を深める。
試験管での実験結果から、子どもたちは「大きな容器に入れ替えても、あたたまり方は同じではないか」と予想しました。しかし、中には「あたたまるのに時間がかかるのではないか」という意見もあり、様々な意見が出ました。
 実際にビーカーに水を入れてあたためる実験を行いました。子どもたちは、試験管の時と水の色の変化やあたたまった水の動きを注意深く観察しました。実験の結果、ビーカー全体があたたまるまでには時間がかかりましたが、あたたまった水がビーカーの上部へゆっくりとのぼっていく様子や、水面がゆらめく様子を観察することができました。試験管の時よりも、水の動きがゆっくりと変化するのがわかりました。
 大きな容器では、あたたまった水が上昇し、冷たい水が下降する対流が起こり、全体が均一にあたたまるまでに時間がかかることがわかりました。
 実験中、「もくもくなってる!」という発言がありました。これは、あたたまった水が上昇していく様子を、煙が立ち上る様子に似ていると感じたことから出た言葉です。子どもたちは、目に見えない熱の動きを、具体的な言葉で表現することで、より深く理解しようとしていました。