校長室の窓vol14「いじめ(いのち)について考える日」
- 公開日
- 2023/05/23
- 更新日
- 2023/05/23
校長室の窓
今回の校長室の窓は、「いじめ(いのち)について考える日」(5月8日)に、私が児童朝会で子どもたちに話した内容について、お伝えします。
まず、私が小学生の時の話をしました。
・4年生の時に、友だちをいじめたこと。
・5年生の時に、友だちにいじめられたこと。
・6年生の時に、いじめられていた友だちを助けたこと。
次に、以下の場面について話をしました。
・もし、自分がいじめられたら。
・もし、自分がいじめをしてしまったら。
・もし、自分がいじめの場面を見かけたら。
そして、子どもたちには「や・は・た」の行動ができたらいいですねと伝えました。
・「やめて」と言う。
・その場を「はなれる」。
・「たすけ」を求める。
この3つの行動の頭文字を合わせて「や・は・た」です。いじめられた時、いじめの場面を見かけた時に、「や・は・た」の行動をすることで、いじめを防ぐことにつながります。
いじめられている子どもが「や・は・た」の行動をすることは難しいかもしれません。ですから、いじめの場面を見かけた友だちが、「やめようよ。」といじめている子どもに伝えたり、いじめられている友だちに「トイレに行こうよ。」と言って、その場をはなれたり、先生や周りの大人にいじめがあったことを話したりすることが大切になってきます。勇気を振り絞って、そのどれか1つでもできたら、いじめられている子どもを助けることにつながります。
最後に、谷川俊太郎さんの「いのち」という詩を朗読しました。子どもたち一人ひとりの大切な心と体、そして命。いじめがあった時には、子どもたちに寄り添い、丁寧に解決を図るとともに、いじめを未然に防止できるよう、子どもたち一人ひとりを大切に見守っていきたいと思います。
加賀屋東小学校 校長 辻 信行