学校日記

子どもを受容しつなげる!

公開日
2019/08/09
更新日
2019/08/09

学校日記

令和元年8月9日(金)サマーヴァケーションコラム14
「深い学び」(田村 学 著 東洋館出版)より、

「学び合い」が充実しているかどうかの手掛かりは、まずは発話者数、発話数などの学級全体の発話量になる。多くの子供が活発に話し合うことは、ファーストステップとして重要である。しかしながら、意識すべきは発話の質であろう。子供の発言が、周囲の子供の発言、これまでの議論とつながっているかどうか。これは「学び合い」の質を語る上で重要なポイントとなる。
そのためにも、教師の側には、子供の学びを受け入れ、つなぐ姿勢が求められる。子供が学びの中で発している言葉や行為を、教師は受容することが大切である。そのことが、活発に学ぶ子供の姿を具現していくことにつながる。さらに言えば、子供の発言を受け入れながら、教師が子供の学びの価値付けをし、その結び付きを明らかにしていく。学びの意味を評価し、即座に子供にフィードバックしていくのである。そうすれば、子供に自らの学習活動の意味や価値が伝わり、それは手応えとなり、納得を伴った次の学びへと向かっていくことになる。(明日へ続く)


子供をつなぐためには、子供のことをしっかりと見て、その子供の学ぶ姿から、学ぶ大人の姿勢が大切になる。そのことを筆者は「子供を見取ること」と表現している。これがなかなか難しい!明日はその見取ることについてお伝えしよう!