いよいよ荒木先生の講話です！
「これ何の授業？」で始まりました！なんとミャンマーの英語の授業風景でした。覚えたことを繰り返す授業！そして、まさにこれが今まで受けてきた道徳の授業なのです！先生はみなさんの疑問から話を進めてくださいました。
まずは評価の観点。
道徳の授業としての成立要件とは、
「道徳的価値を理解する」
「自己を見つめる」
「多面的・多角的に考える」
「自分の生き方について考える」
次に人権について
たくさんの答えを発見・創出と言いながらも何でもいいわけではない。外してはいけないことは、「人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念」が大前提であること！
そして、教科書の扱いについて
価値について考えるきっかけが教材である。教科書は使わなくても価値に迫ることはできる。教科書だけがきっかけ教材ではない。
考える道徳とは？
キーワードは「モヤモヤ」モヤっとしなかったら考えていないこと。
議論する道徳とは？
議論は「対話」。対話の三位一体とは、「自己との対話」・「他者との対話」・「ものや対象との対話」
「対話」に必要なことは
「積極的傾聴」・・・なぜその人がそういう話をするのかその人の歴史に耳を傾けること。
「判断の保留」・・・ジャッジしない。
「探究活動」・・・お互いの意見を聞いた上で、対立を共生に導くこと。
「思考停止を避ける」・・・問いや疑問を奨励する
最後に先生から「ファシリテーターとしての教師」について伝えていただきました。それは、対話そのものを促していくことと対話の交通整理をすること、いわば「発散と収束」をすることです。

みんなで道徳について考える一日が終わりました。たくさんの保護者のみなさま、来校者のみなさま、ご参加いただき、ともに授業をつくっていただけたこと感謝します。
　桜小学校はこれからも「『教える（ティーチャー）』から『促す（ファシリテーー）』大人」をめざします！