学校日記

人はなぜ笑うのだろうか?

公開日
2016/10/20
更新日
2016/10/20

オープン授業

2016年10月20日(木)オープン授業
今年度の「いのちを守る学習スペシャル」第3弾!!

毎日、大空小で大切にしている「いのちを守る学習」を、大空のリーダーと大阪市立大学の教授の方々とがコラボレーションをしてつくります!
今回のスペシャルティーチャーは『哲学のスペシャリストの佐金 武さん』です。
テーマは「ユーモア」です♪
日々、笑いに包まれている大空のリーダー!一体、どんな授業がつくれるのでしょうか♪

学習スタートです。
まず、どのようなときに人はユーモア(おかしみ)を感じるのだろうか?
ユーモアには、どじ説・ズレ説・ホッと説 という三大理論があるそうです。
1、どじ説…他人または自分のどじな出来事を見たとき
(校長先生がバナナの皮ですべって転んだ)
2、ズレ説…常識からの意外なズレに気づいたとき
(一休さん「このはし、わたるべからず」)
3、ホッと説…緊張がとけてホッとしたとき
(え!?おばけ!?と思っていたら、布きれだった。よかった〜。ほっ。)

普段、何げなくおもしろいと思っていることも、このような考え方でみると「なるほど〜笑うことはおなじでも、笑いの仲間わけができるんやな〜」といった、子どもたちの反応。

また、考えをもつためには、「疑問をもつことが大切」だということを伝えていただきました。どんなことにも疑問をもって考えていくことで、周りの見方が変わったり、考え方が変わったりする。なにより「自分の考えをもつことができる」大空小の4つの力と同じです。
というお話があったところで、次の話題は
【ユーモアと笑いについて、疑問(不思議)に思うこと】
子どもたちは、グループになって自分の考えを自分らしくどんどん話していきます。
出てきた考えは…
○気分によって、おもしろかったりおもしろくなかったりするのはなんで?
○笑ってはいけないときがあるのは、どうして?
○人間が笑わなくなったら、世界はどうなる?生活はどうなる?
○笑いはいつできた?
○人によって、笑いのツボがちがうのはどうして?
○その場に合わせて笑うのはなんで?
○なぜ、芸人は笑いに熱心なのか。
○芸人は笑いのネタをどうやって考えるのか。
○しょうもないのに笑ってしまうのはどうしてか。
○なぜ、笑いがあるのか。

佐金先生も、この子どもたちの疑問を大学にもって帰ってくれました。
子どもたちでも、今日出た自分たちの疑問を考えてみると…おもしろいかもしれません♪

子どもたちは学習を終えて、自分の考えを書きます。
・私は「人はなぜ笑うのか?」ということを考えたことがなかったけど、考えれば考えるだけ疑問が増えていきます。笑いにも種類があると知れたし、人間は知らないことだらけだと思いました。
・表現できるということはいいことだと思った。
・「笑い」について、今まで考えたことがなかったけど、考えてみたら結構難しいということが分かりました。なぞが深まったけど、その分新しいことが分かりました。
・「笑い」って複雑だな、と思いました。
・人にとって笑いがなかったらどうなるんだろう。
・笑いで人と人の心がつながるんだと思った。

そんな思いをもった子どもたちとともに、これからも大空小学校では、「いのちを守る学習」を大切にしていきます♪