2017年5月13日(土) 土曜SP授業
- 公開日
- 2017/05/13
- 更新日
- 2017/05/13
土曜スペシャル授業
今日は、土曜スペシャル授業です!
雨が降る中、たくさんのサポーター・地域のみなさんが大空小学校の講堂に集まりました♪
1〜6年生すべての大空の子どもたちと大人がともに学ぶ「いのちを守る学習スペシャル」の始まりです!
講堂のスクリーンに映像が映ります。
子どもたちは、今から何がはじまるのか、わくわくしながらスクリーンを見つめます。
すると、大空テレビの2人のアナウンサーが「いのちを守る学習SP」をするということで取材にかけつけました。
大空の子どもたちや大人にインタビューをします。
「『いのち』とはなんですか?」
「一番大切なもの」
「たった一つしかないもの」
難しい質問でしたが、一人一人自分の考えを伝えます。
そして、今日スペシャル授業をしてくださる大阪市立大学の教授が登場します!
一人目は、健康スポーツのスペシャリスト、今井 大喜(いまい だいき)先生です。
テーマは「避難に必要な体力について知ろう!」です。
私たちが避難する時は、地震、津波、火事、台風、大雨、大洪水など自分の命を守るためにします。しかし、体力がなければ避難ができません。体力は身体的要素(からだ)、精神的要素(こころ)に分けることができます。どちらも大切ですが、早く避難するためには、足の筋肉と持久力が必要です。普段から運動をすることで避難に必要な体力がつきます。そして、体力を楽しく高める方法がスポーツであることを学びました。
二人目は、心理学のスペシャリスト、佐伯 大輔(さえき だいすけ)先生です。
テーマは「人とのつながりについて考える」です。
不思議な箱があります。自分の箱に100円を入れると100円のままですが、友だちの箱に100円を入れると200円になります。自分は友だちの箱に、友だちが自分の箱に入れるとお互い200円ずつになります。箱に入れるものを「相手への気持ち」に変えると、普段の生活で家族や友だち、そして近所の人に対してお互いが相手のためにすることで、お互いの喜びにつながることがあります。災害が起こった時、人とのつながりや、知らない人とどのように接していったらいいかを学びました。
「お二人の先生の話を聞いて学んだこと」をテーマに、全校道徳の1〜6年生の小グループで自分の考えを伝え合い、聞き合います。
今日は、小グループの中に大人も加わり、大人も子どもと同じように自分の考えを伝え合い、聞き合います。
そして、全体の場で大空のリーダーが伝えます。
(子どもたちの考え)
・ゲームばかりじゃなくて、体を動かしていく
・津波の時は、3階以上に逃げる
・体力をつけて、災害の時に使う
・災害の時は、知らない人とも仲良くする
・あらためて自分の命は自分が守るっていう意味がわかった
・避難所で、いろんな人と物を貸し借りすることで、みんなが暮らしやすくなる
(卒業生の考え)
・自分が知らない人でも話したり、仲良くなったり、助けあったりする。そうすると、もっと仲良くなるので、さらに助けあいが多くなる。それを繰り返すと、いろいろな人との絆が深まっていく
(大人の考え)
・体力を高めている人、高めてない人の違いの差がわかったので、私は今から鍛えるようにする
・近くにいる人をもっと知っていく。たとえば、あいさつをすることで顔見知りになっていく
・物事でも、人物でも「知らないから」ってことを答えにしない。知りあいになるということを大切にする
子どもも大人も「いのち」について、ともに学び合うことができたスペシャル授業となりました。
子どもたちが教室へ行ったあと、大空小学校の講堂には、サポーター、地域のみなさん、ゲストのみなさん、大阪市立大学の教授、そして教職員でできた大きな大人の輪が今年もできました。この輪の中には子どもたちがいます。この輪をさらに大きく、さらに強くするために、チーム大空のメンバーである私たち大人は子どもとともに学び、ともにつながっていきます!
[コミュニティ部]