☆鳴く虫のふしぎ☆
- 公開日
- 2015/10/05
- 更新日
- 2015/10/05
校長室より
10月5日(月)
今日の児童朝会では次のような話をしました。
(子どもたちにコオロギの声を聞かせました)
さて、何の声でしょう?(「コオロギ」と子どもが答えてくれました。)
秋になりました。夜、耳をすましていると草むらからかわいい虫の鳴き声が聞こえてきます。都会では、今聞いたコオロギが多いですね。中にはスズムシを飼っている人もいると思います。では、こんないい声で鳴く虫は、どのようにして鳴き声を出しているのでしょうか。夏のセミには、オスに発音器という袋のような器官があって、それを震わせて音を出しています。でも、秋に鳴いているコオロギやスズムシは、セミとは違っています。2枚のギザギザになった前ばねをこすり合わせて音をだしています。鳴く時は羽を立てて大きな音がでるようにしています。
バッタの仲間も鳴き声をだします。ナキイナゴは、後ろ足と前ばねをこすり合わせて音を出しているそうです。
音をだす仕組みは分かりましたね。では、これらの虫たちの耳はどこにあるのでしょうか。校長先生が調べました。コオロギは前足のつけ根近くにある鼓膜が耳の働きをしているようです。また、セミやバッタは、お腹の部分の羽の下の背中の両側に鼓膜があるようです。
あの有名な昆虫博士というと?(と尋ねると、すかさず「ファーブル!」と返ってきました。子どもたちはよく知っています。)そうそのファーブルは、セミには耳がないのではないかと考えていろいろ試す実験をしたそうですよ。どんな実験だったのでしょうか。皆さんならどんな実験をしますか? 考えてみると楽しいですよ!
何かわかったら校長先生に話にきましょう。今日は「鳴く虫のふしぎ」について話しました。