学校日記

図書室だより 〜本の紹介〜 (10/14)

公開日
2020/10/14
更新日
2020/10/14

お知らせ

『みえるとかみえないとか』ヨシタケシンスケ作(アリス館)

 「すごーい!ちゃんとあるいてる!」
 「えー?!ふべんじゃない?かわいそう!」

 地球人のぼくが、前も後ろも見える人たちの星へ行ったら、こんなことを言われてしまいました。なんか、ヘンな気持ち。でも、その星には「生まれつき目が見えない」人もいました。

 目が見えない人は、
 「そとをあるくときはつえをつかう」 
 「ものをさがせるようにいつもへやがキチンとしている」
 「いれものが同じかたちだとたべてみるまで何あじかわからない」
 らしい。

 もし、見えない人ばっかりの星があるとしたら、
 「こえのいい人がモテる」
 「よるのまちはまっくら(あかりがない)」
 「手ざわりやにおいで服をえらぶ」
 きっと、こんな感じ。

 見えるか見えないかだけでなく、人はみんなちょっとずつちがう。その人だけの見え方や感じ方がある。けれど、自分とちがう人でも仲よくできるとこころはある。ということを子どもにわかりやすく解説した絵本です。大人が読んでもおもしろい本です。

 ぜひ家族で読んでみてください。